RIG & LINEA

Kenwood TS-690S(混変調対策改造)

Heathkit SB-220(HARBACK社の改造パーツ組み込み)
Heathkit SB-220(HARBACK社の改造パーツVol2)【新着】


Kenwood TS-690S(混変調対策改造)


始めて買ったHFのリグです。さしたる不満はありませんでしたが、知り合いOMの高級機(IC-780)とは明らかに何かが違うような気がしていました。決して聞き比べた訳ではありません。

'93-8月号のCQ誌にTS-690Sの混変調対策の記事が出ていました。とりあえず必要な投資は、2SK125 2本のみ。秋月の広告にその型番が出ていたので、とりあえず買ってみることにしました。秋月でお金を払っていると後ろから、「おっ。690の改造かい?」と知らない人から声を掛けられました。

雑誌の通り改造するのには、手持ちの半田こてをやすりで削り、先を1mm以下位にする必要がありました。さらにパターンの細かいこと、細かいこと。さて、改造終了。とりあえず、以前と変わらず音は聞こえています。でも、そこに改造前の690がある訳でなし、データーもないので、本当に良くなったんかい??という感じでした。

そこで、知り合いOM宅に持ち込んでみました。OM曰く、「TS940より聞こえる。」('94)
時は流れて2000年。知人がIC-756PROを買ったというので、690と聞き比べだ!とばかりに持ち込んでみました。そこにはなんと690がありました。ここで出合ったが100年目とばかりに、690オリジナルと聞き比べてみます。違う。明らかに違います。誰が聞いても一耳同然(こんな言葉はあるのかは別として)。サイドからの影響が減り、フィルターを追加したかの如くです。 肝心の756PROとの差は、DSPの効果であると思いましたが、サーという高音域のノイズのような音が756PROはしません。ちなみにFT1000MPも高音域のノイズが少なかったような記憶が有ります。690改で、IF SHIFTをちょいとマイナス方向にひねってやればほとんど変わらない(当人比)感じがしました。

これ以上は、私の耳で解析不能です。

リグの裏ふたをはずし、フィルターのある基盤を見た図。交換するFETはこの基盤の裏にあります。
基盤単体にした状態。交換したFETが見えます。うまくFETの方向を合わせないと、基盤面が高くなり、基盤をマウントできなくなります。一応、ワッシャをかませ、高さを稼いでいます。
交換したFET 2SK125。デジカメの問題により、これ以上アップになりません。

Heathkit SB-220


このリニアは、入力電圧が120Vか240Vです。日本で使っている人もいるらしいので、アメリカで買ってきました。
計算上は800Wぐらいは出るのですが、電監の持ってきたBirdのパワーメーターでは、700W弱しか表示しませんでした。しばらくそのまま使っていましたが、SSBで声が割れているなどのレポートをもらい、さてどうしてか?と思っていました。
Wのメーリングリストで尋ねてみたら、「200Vのままだとフィラメント電圧が低く、ドライブ100Wぐらいでオーバードライブと同じような現象になり、SSBでは全く使い物にならないよ。ドライブ50Wぐらいなら良いんだけどね。」と回答をもらいました。
確かに、球が昔の便所の白熱球の様に暗い。そこで、200Vから240Vへの昇圧トランスを入れることにしました。その結果、SSBでの現象は解決しました。重たい思いをして、秋葉原からトランスを持ってきた甲斐があったというものです。

Heathkit社は当の昔に店じまいをしています。保守部品はどうしたものかと思っていたら、アメリカで個人で改造キットを発売している人(HARBACK Corp.)がいることを知りました。※'00.8.15現在、彼は病気のため販売を中止していましが、復活されました!!

替えの平滑コンデンサや、寄生発振防止のキットを取り寄せ、組み込んでみました。効果はTS690のパターンと同じく、入れる前と比べた訳でないので良く分かりません。マニュアルにも多分わからないだろうと書いてありますHi。ハイバンドの出力が若干上がったかな?という程度です。
送受信切り替えのリレーがDC110Vで、リグ中のリニアコントロール用リレーで切りかえるには、ちょっと躊躇していました。ソフトキーというキットを組み込むと、DC約6V、20mAでコントロールできるようになります。これを組み込み、リグの中のリレーでコントロールさせるようにしました。
SB220の改造法として、QST '90/11と'90/12に Rich Measures氏(AG6K)が記事を書いています。

リニアの正面。感電注意マークはオリジナルでありません。(当然)
リニアを上から見た図。真空管のプレート部につながるチョークコイルが交換されているのが見えます。
寄生発振防止のために交換したチョークコイル。真空管の上についています。なおこの真空管はRF PARTSの3-500ZG。中が石灯籠のような妙な形をしています。
交換した平滑コンデンサ。中古の時は、このコンデンサが、半ばパンク状態で液漏れしていました。コンデンサをはずして見ないと、液漏れは分かりません。
メーター校正ボード。ツェナーダイオードも変更されています。
リニアを底から見た図。下の白いテープの下に、スロースタートキットがあります。
真空管のソケット部と、リレー部には、寄生発振防止のコンデンサとダイオードが追加されています。
スロースタートキットのアップ。
スイッチON直後は抵抗をかませ電圧を下げ、約0.5秒後に全電圧が加わります。トランスの突入電流を抑えるためです。
キットには、サージ対策のバリスタも入っています。
ソフトキーのアップ。
真空管の足の左下の小さいボードです。
リニアのカバーを取りつけ、底から見た図。リニアの足を交換しました。オリジナルのゴム足だと、だんだんつぶれてペシャンコになってしまう(なっていました)。この部品はHarback氏の妻にも好評と、妙な説明があります。

Heathkit SB-220(HARBACK社の改造パーツVol2)


改造キットは問題なく動いてくれていました。しかし、最近SWRの変動が激しくなってきました。そしてとうとう、プレート電流が流れなくなりました。
一目見た感じでは、異常なしです。リレーの接触不良かと、かねてから持っていたHARBACK社の予備のリレーと交換しました。しかし、何にも変わらず。ツェナーダイオードはメーター校正ボードを入れたんだから良いはず。と思っていたら、ツェナー変わりの8本の整流ダイオードの内、2本がパンクしていました。基盤を外し、他のダイオードも調べましたが、ほとんど全滅です。
QSTのAG6Kの記事では、2A以上のダイオードと交換とありましたが、このダイオードは1A物です。容量不足だったのでしょうか。とりあえず、元に戻しました。(つまり校正ボードは外した)
壊れた校正ボードの表側。中央のダイオードが割れているのがわかる。
壊れた校正ボードの裏側。基盤中央が焦げています。