108662355

(c)jp3exe - 画像素材 PIXTA -


wpx dxcc


昔は、春、夏、冬と、車やバイクで北海道へ良く行きました。
いばらく北海道へ行けない時期が続きましたが、昨年軽自動車で「道南」へ行ったのを皮切りに、再び北海道熱が復活しました。
そこで、今年はバイクで道東、道北へ行ってきました。

何十年も前の冬に、軽自動車で苫小牧港から北海道入りしたことがありましたが、その頃に比べると、フェリーターミナル付近、高速道路など、すいぶん立派になっていました。
以前の苫小牧は、冬だと何も見えず、放牧の馬が雪降る中走っていたのを覚えています。
昨年夏は、正直なところ、本州の長距離運転であって、道南を一泊しただけで終わってしましました。
そこで今回は、二泊三日で道東-道北をまわりました。(短いことには、あまりかわりなし)
(初日)苫小牧-旭川-北見

フェリー乗り場出発が、11:00になりました。
苫小牧港から道央道の苫小牧東乗り口までは曇っていましたが、いざ高速入り口で雨が降り出し、さっそくカッパを着ました。涼しいどころか、カッパを着ないと寒いというのが本当でした。
苫小牧東-旭川北(道央自動車道)

一年前に函館-江別を走ったのを、いまだ覚えていました。
若干の上り坂で、札幌近辺のジャンクションは、「道央自動車道」の標識を目指していけばよし。
この秋には道東までの道も出来るようです。冬は、かなり道東へ行きやすくなるのではないでしょうか?
旭川-層雲峡-石北峠-北見(R39)

「道央自動車道」の旭川北出口で降りて、国道39号線をひたすら東へ。
大昔走ったことがあるはずですが、すっかり忘れていました。
巨大なポプラ並木を通ったりもするけれど、雨と寒さで景色どころではありませんでしたが、層雲峡あたりまでくると、さすがに左右の山が絶景でした。ここは、屋根の無いバイク(左右上が見やすい)で来て良かったとおもいます。

次第に峠道になり、雨ですので「攻める」ことはしませんでしたが、それでも「峠を走った」気になりました、、が

石北峠では、寒くて死にそうでした。厚手のトレーナを持ってくればよかった、、

さすがに「15度」の表示を見たときには、行き倒れそうになりました。
体温回復のために石北峠食堂で「山菜ミソラーメン」を食べました。これのおかげで生き返りました。

無事雨の中16:30に、北見のバイクステーションに着きました。
バイクをとめるところにも屋根があって、雨の日には、実にありがたい宿でした。
本日走行距離372km
半分高速道路でしたが、ハイペースになり、28km/lと、ガソリンは消費がちでした。
目の前にBMWのK1200がとまっていて、その乗り手から、いろいろ話を聞かせてもらいました。バイクは運送してもらい、飛行機で来ているそうです。北海道に通い詰めているようで、ルートに大変詳しいので驚きました。
「札幌から来ました」と控えめに言う人もいましたが、こっちも苫小牧から来たので、同じ旅行者で仲良くなれました。
北見は、場所が良いので、ここに連泊して道内を走っているという人が、何人かいました。シーズンですので満室という状況でした。
濡れた衣類を洗濯、乾燥(無料のコインランドリー)させ、コンビニ弁当を食べ、(これが最後?)「紳助の8耐番組」を見て11:00に寝ました。

(2日目)北見-網走-浜頓別-宗谷

晴れました。
北見-網走(R39)

晴れました。
8:00に起きて、コンビニで買っておいたパンと牛乳で朝食、前日の雨の汚れを高圧洗浄で落して9:00に出発する頃には、泊り客は誰もいなくなっていました。皆さん早起きでした。
北見から、国道39号線を、美幌-網走湖-サロマ湖と東へ。

サロマ湖をまわると、いよいよオホーツク海です。
快晴の夏のオホーツク海に出会うことができました。。

見たかった景色のうちの一つが、今回は宗谷まで延々続きました。
網走-宗谷(R238)

快晴のオホーツクを横目に見て、国道238号線を、ひたすら北上します。
景色が、どんどん良くなってくるかわりに、風が強く寒くなってきました。
浜頓別で軽食の休憩をしました。

ここら辺に居つきたい衝動を抑えて、残り半分を北上します。
とにかく道路が直線になり、景色は爽快なのですが、風も強くて、ペースダウンしました。

このため、この区間32km/lと、一般道としては最高の燃費を記録しました。

宗谷岬が次第に近づくと、宗谷丘陵のみごとな自然に囲まれます。
16:00頃に、やっと宗谷岬に着きました。

快晴で、爽快な達成感がありました。サハリン、利尻富士などが良く見えました。何でも「日本最北端」が付く場所ですが、緯度以上に短い夏の景色がすばらしいところでした。
坂上の展望台のあるところで景色を堪能していたら、あたりの食堂は閉まってしまい、「日本最北端の食堂」で、ほたてラーメンを食べました。

お腹がすいていたので、あわてて食べてしまい、空の器の写真しかありません。
この後、ノシャップ岬に沈む夕日を見ました。ここまで日の出は何度か見ましたが、水平線への日没は久しぶりに見ました。

18:00頃、稚内パイクステーションに泊まりました。
本日走行距離365km
このバイクステーションは、何もない宗谷の238号線沿いで、探さなくても、これしか無いという存在でした。手前のコンビニに寄っておいて良かった、、オホーツク海が目の前、テントの区画や、大部屋も備わっていて、稚内で屈指の設備だとおもいます。受付で「最北端到達証」をもらいました。
ここで、北見バイクステーションで一緒だったK1200と再開し、そのお勧めの国道40号線を、明日は南下することにしました。
他にも、若手のテント泊や、道内のバイクもいて、旅にまつわる楽しい話ができました。
パンフレットでは、「シャワー設備」でしたが、実際は湯船があるので、お湯をはって、ゆったり温まりました。
珍しく長距離を続けて走ったので、さすがに疲れていたのか、22時には寝ました。


(3日目)稚内-北見-苫小牧

晴れました。
稚内-北見(R40)

フェリーの時間が気になるので、7:00に起きて7:30に出発しました。
稚内から国道40号線を、ひたすら南下しました。

見渡す限りの広い牧草地帯を南下していきます。
朝のうちは寒かったですが、南下するにつれ、セミの鳴き声やギラギラした太陽が次第に戻ってきました。
K1200に薦められただけのことはあって、数キロ見通しのある直線が、何十本と連続しています。バイクには天国でした。

満開の蕎麦畑です。本州で咲くのは秋口ではなかったでしょうか?純白の清楚な花で一面が埋め尽くされていました。

満開の向日葵です。一斉にこれだけの数の顔のように見える花が太陽に向かっていると、何か呼んでいるような気がしてきました。

穂がでた稲、本州では、まだ穂がでていない時期です。北海道で稲作が盛んだとは知りませんでした。

北海道で、食べたかったもの、、

朝とりの「甘くて柔らかい」とうもろこしを食べました。本州との違いは「やわらかさ」と香りだとおもいます。
北見-苫小牧(道央道)

国道40号線は、市街地を迂回するバイパスが出来たので、道中の流れは速いです。13:00には、また旭川北の「道央自動車道」に乗れました。
札幌を過ぎたあたりから曇ってきて、苫小牧東おりくちあたりで、再び小雨が降り始め、カッパを着ました。3日のうち、カッパを着なかったのは、中1日だけでした。
予定のとおりに、16:30苫小牧のフェリーターミナルに着きました。
大洗行きと共用で、空港なみの設備のあるフェリーターミナルでした。

16:30受付開始、17:00乗船。受付後、駐車場で乗船を待ちましたが、みなカッパを着るのが当たり前のように、雨降りに馴染んでいました。
本日走行距離446km、これは、名古屋-ひたちなか市の距離です。


乗船のときに雨が降っていて、濡れた甲板でスクーターがこけていました。乗る直前に、実に気の毒でした。

さらば苫小牧、さらば北海道。
昨年になんとなく選んだホーネットでしたが、北海道で全開にして満喫できました。
「北海道へ何しに行くの」と聞いた知人がいますが、こればっかりは、行く前に答えようがありません。
行った直後は、また(ただひたすらに)行きたくなります。
夏はバイク、冬はスキーの天国ですが、それ以上に、広い景色を見ることに価値があるとおもいます。
前を走る車が「いない」道を走ること、前をすべるスキーヤーの「いない」ゲレンデを滑ることが楽しいのです。

名古屋-苫小牧の「いしかり」(8/14-8/16)へ

苫小牧-名古屋の「きそ」(8/18-8/20)へ




昨年軽自動車で道南を一泊二日したとき



総目次へ戻る

return





Now JJ0WAJ


wpx
64363124

(c)jp3exe - 画像素材 PIXTA -

平成23年8月22日 de jp3exe ex je2egz, no limit.