左ロシアの最新ソブテック、右のフィリップスは、JAN(ジョイント、アーミー、ネービー)といわれる軍調達品の箱に入っていて、高信頼であるW、改良前期のAがついて、6SLWGTAという長い名前になっていて、いかにも良さそうで、実際高いんだけれど、85年製だったりするので、すべてが良いとはいかないところ。
ソブテックの6SL7と、6SN7.
ハカマが高かったり、低かったりで、背丈が合わないところがくせもの。
まわしてみました。双三極、つまり一本に三極管が2つ並んで入っているのが、おわかりですか?
単純に2つ入っているのが見えやすいのは、2つの間の干渉も少ないようです。
これは古いです。ただし、ちゃんと使えます。さすが国産のHi-S(通信機、測定器用)です。
紙巻になっていて、中に検査した人のハンコが押してあります。輸出先の人が見たら、「なんじゃ?」てなものでしょう。
ニッケルプレートとおもわれる、クリヤなガラスで綺麗な管です。音は、いまいち硬かったです。
NL(ナショナル=松下でない商社)のJAN球です。フィリップスよりも音はいいと思っています。見かけたら、ありったけ買いましょう。
ソブテックのは。ミニチュア中のミニチュアですね。ピンも刺さりやすそうだし。
商社ナショナルの12AX7Aが右です。左は先のEiの12AX7です。
Aがつくとええんじゃないか?とおもいますが、音的にはソブテックの12AX7と、あまりかわりません。
12AX7は、別名(EU表記)ECC83ですが、6SN7の進化系だとおもいます。6SN7そのものはECC82つまり、12AU7のS/Nの良さに引き継がれているとおみます。その意味では、増幅率の高さで6SL7譲りのところもあります。
持ってけ泥棒の5本入りGEの6FQ7.これも高くなってきました。奇数というところが、オーディオではなくテレビの世界だとおもいませんか?