'95年のGSX-R750が欲しい


12年ぶりにバイク屋に購入目的で寄って以下のような会話をしてきました。

私>BROSのプロダクト1か、SRXの6が欲しいんですが、

店>どちらもずいぶん昔に生産を止めて、中古も見かけません。

よって、中学生が買うようなバイク雑誌を買ってきて、今のバイクというのを勉強しました。

その結果、次の購入候補として最初上げたのは、

  1. HONDA HORNET 600(新車)
  2. KAWASAKI ZEPHYR 750(新車)
  3. SUZUKI WAGON-R(中古)

でした。

ホーネットは、CB-1やBROSのように、故障のないバイクであろうが、コンセプトとしてホンダの良くある失敗作(生産期間が短い)のような気がしてきたので止めました。やっぱりホンダはヤマハのコピーを安く丈夫に作るのが今風のホンダらしいです。

ゼファーは、あまり乗らないという今の私の目的には合っていますが、エンジンを整備をするはもう懲りてしまったし、今時の空冷で、しかも設計が古いのでは、やはりお飾りと見抜かれたときの言い訳に苦しい気がしてきました。

残るはワゴンRですが、名古屋市は軽四でも車庫証明が要るらしくて、ちょっと手が出ません。なんとかバイクを手に入れたいと、あちこちの赤男爵を見て周りました。

私>バイクが欲しいんですが。

店>通勤で使われるんですか?

私>いいえ。

店>じゃツーリングですね?

私>いいえ。

店>じゃいつ乗るんですか?

私>床屋に行くときとか、大須に買い物に行くとき。

店>かごがついていたほうがいいですね。

ちなみに最後にその店員が薦めたのは19万円のCB-1でしたが、なんか自分の探しているものとは違う気がしました。

一ヶ月近く、あちこちの中古屋を覗きましたが、そのうち、なんと実家(長野県)の近くの赤男爵で、'95年のGSX-R750というのを発見し、しました。

GSX-R750は、はじめ油冷だったのが、'92年以降は水冷になったそうです。さらに'97年以降はワゴンRと同じインジェクションだそうです。

インジェクションというのは、実は私は嫌い(突然インジェクション様が止まったら困るから)で、やはり初期型トゥディのようなキャブが好きなのです。つまりは'92年から'96年の間のGSX-R750を探すことになります。たまたま'95年のGSX-R750に出会ったのは、なにかの巡り合わせのような気がして、その下品なカラーリングも交通安全運転のお守りのような気がしてきました。

すぐ買おうと思ったのですが、昔の悪い癖で「エンジン掛けてください」と余計なことを言ってしまいまいました。これさえなければ今ごろそのバイクが納車されて泣いていたはずなのにぃ、、

なんと驚いたことに、そのピカピカのGSX-R750のキャブは完全に壊れていて、まともにエンジンが掛からないのであります。店は次見に来るまで直すと言っていたが、私にはそのTMR(この名前にピンときたあなたはただものではない)は、下手に直すより素直に20万払って買ってきたほうがいいもののように見えました。とりあえず、約束の日にまた見に行きます。

<続く、、>

さて、約束の日に長野の例の店に朝一番に見に行きました。懸案のキャブは調整されており、エンジンも良好でした。だったら最初っからそうして展示しておけばいいのにとも思いますが、実際4連キャブの掃除をやった人にはわかるとおもいますが、私も、どたん場までやりたくないという気持ちがわかります。なにせ細かい部品がバカ高く、力を入れると壊れてしまう肩の凝る仕事ですから。掃除に使う溶剤の匂いも嫌なもので、自分のバイクでなきゃ、やる気もないでしょうに。売れないでほっとかれれば、また数年で腐りますし。

もとから程度のわりに値段が名古屋よりかなり安めだったので、早々に用意してあった住民票を渡して契約書を作ってもらいました。売れちゃったら困るというのが正直な心境でしたから。

GPZ600Rが盗まれて以来、いろいろ2ヶ月近く検討した結果が落ち着くところに落ち着いたという感じで、ほっとしました。

この上はGSX-R1100、下はNSR250あたりまでかれこれ店にして18軒、見てきた車両は100台越えたかもしれません。正直なところいいかげん疲れてきたというものです。独身時代に衝動買いして、2年経ったら別のに乗り換えていたのが懐かしいです。あまりにしつこくあっちこっちの店に顔を出しすぎたので、しまいにゃ寄り辛くなった店もあります。実際買ったのは、現住所から250km以上離れた店ですし、我ながら良く捜し歩いたものだとおもいます。

これで無事納車されたあかつきには、「レッドバロン」様とお呼びしなければいけません。なにせ部品購入で10年以上お世話になった名古屋東店が閉店する(理由はしらない)そうで、長い間遊んでもらった身としては寂しい気がしてきました。せめて最後にはバイクを買おうこともあるのだというところを見せてあげたかったです。そういうわけで納車は12月12日に、CB-1を薦めてきた、だいっ嫌いな店員のいる守山のお店から受け取ることになりました。まぁ保証がどうであれ、結局は自分で面倒をみるのだから受けとっててしまえばこっちのものです。

本日お金の一部を振り込んできました。

次は納車だぁ、、



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平成13年11月29日 de jp3exe ex je2egz