ICF-SW1000T(S)

icf-sw1000ts.gif (18421 バイト)現代版スタジオ5900登場.でも,スタジオと言うよりはパスポートですね,こりゃ.
 発売開始当時から欲しいラジオでした.海外出張で現地の放送局やラジオジャパンなど,録音するために,BCLラジオとテープレコーダーを持ち運んでいましたが,これからは,これ1台で済みます.

1:全体の印象

 ソニーから発売された,BCLラジカセです.ラジオ部は,同社のICF-SW100と同じ機能で,それに録音機能付きウォークマンを付けたようなイメージです.往年のBCLラジカセといえば,ソニーのスタジオシリーズとナショナルのマック(だったかな)のように机の上に,で〜〜んと構えていた物ですが,最近の住宅事情と,海外旅行,出張での持ち運びを考え,小型化されています.
 小型化のシンボルとして,表ラジオ,裏カセットの構造は,ユニークと言えます.この両面構造は,使いづらいのですが,BCLに録音は付き物ですし,ふたつを持ち運ぶのは,嵩張る.タイマー録音がしたい,などの要望を全て叶える,すごい奴です.

2:機能

3:性能

4:使ってみて気づいたこと.素人の観点から見てみました.私は,受信感度だとかっていうのは,気にしません.使う目的がVOA,BBC,海外日本語放送・・・そう,強力な信号しか聞かないからです.

 メモリー機能を使った受信をメインに考えられているようで,ダイレクトに周波数を入力する時には,DIRECTキーを押して数字キーを押します.数字キーだけだとメモリーされた周波数にチューニングされます.ボタンの数を減らしたため,この形になったのでしょう.
 同社の,ICF-2001D,SW-55,SW-77といったBCLラジオとは,違ったチューニングになっているため,時々手順を間違えます.
 ターゲットを海外出張のビジネスマンに絞っているとすれば,ダイレクトチューニングよりメモリーチューニングが優先されるのでしょう.BCLを趣味にしている人が少ない現状では,仕方の無い選択でしょう.

 レベルメーターが無い,チューニングインジケーターだけじゃBCLラジオらしくない.LEDでも付けて明るさで信号レベルを表示した方が実用的だと思います.

 
キャビネットの感触が良いと思います.肌にくいつくと言うか,触り心地が良いと言うか,持ちやすいと思います.