アメリカでの現地免許受験の思い出
今回アメリカに来たからには何としてもFCCのライセンスを取得
しなければ友人たちにあわせる顔が無い…
帰国も目前となった12月、ついにFCCの受験を決意しました。
私の性格から言って、事前に時間をかけて周到に準備する、と
言うのは無理だということが解かっていますので、短期決戦前日
徹夜方式で試験に挑むことにしました。
FCCのライセンスは最近制度が変わり、Technician, General, Extraの
3クラスになりました。日本のライセンスと違い、下から順番に受けて
行かなければなりません。作戦としては、Tec,Genを一気に受け、
その後Extraに挑戦する。つまり二晩を試験勉強のために潰す、
という予定を立てました。
サンフランシスコ近郊ではSunnyvale VEC(http://www.amateur-radio.org)
が試験をしているという情報を近くのハムショップで得ていたので、
12月11日にFremontで、更に16日にRedwood Cityで受けることを
決めました。決めたといっても、当日出向いてお金を払うWalk in 方式
なので、特に事前の申請というのは必要ありません。
前日にはSFのスターバックスに一日こもり、猛勉強、
Tec. Gen. は予定通り取得することが出来ました。
KG6EMKというコールが2日後にインターネットで公表され、
その調子でExtraも行くぞ!と15日は夕方から朝までぶっ続けで
20時間学習!
朝5時に仮眠を取ったところ、友人で今回一緒に
受験するN6FUNから電話があり目覚め、
「ずっと電話してるんだけど、今日受けないの?」
「えっ!もしや?」
なんと試験時間30分前の10時を回っていました。
「…」
「20時間も勉強したのに〜」
というわけで、私のFCC一気作戦は世紀を跨ぐ大イベントに
なってしまいました。
結局、1月8日にまた徹夜をしてFremontで受験し、N6FUNと
一緒にExtraの試験に合格することが出来、私のアメリカでの
目標がやっと達成できました。
(試験官の皆さんとの合格記念写真)
その後、コールサインをW6STTに替え、サンフランシスコでの一年を
無事に終えることが出来ました。皆さんありがとう。