de W6/7M1STT

21−October −2000

W6/7M1STT@San Francisco です。

10月21日土曜日はボーイスカウトのQSOパーティーJOTAに参加しました。日本側の参加局はHFで聞いた限りではあまり多くないような気がしましたが、それでもJA1YSSをはじめ、各地のスカウト局と交信することが出来ました。サンフランシスコのW6/7M1STTはJOTAで以下のようなスカウト
局と交信することが出来ました。

JA1YSS 
VY1JA
7M4QZE/1
JA1YUP/1
JH1RNX
KK6KM
CX3FH
JG2VTS
BV4VE
JF2JLF
JA7IC
JR6RSD
JI3YGK
JR1VAY
XE2AFR
JL1ZDL

やはりアメリカ−日本は遠いですね。

運用時間がおよそ4時間くらいだったことを考えればまあまあの結果だったのではないでしょうか。
実際、多くのJOTAキャンプ局などは7MHzと430あたりで国内交信することを考えるでしょうから21はともかくとして28MHzのアンテナを設置している局が少ないであろう事は事前に予測できました。DXerさんたちとは違い28メガに出ているからすぐに呼びに行けると言う局はほとんどいないでしょう。聞こえてくる信号も普段呼んでくるDXerさんたちに比べて「こんなにも違うか」というくらい信号に差があります。
聞こえて、飛ばしてくる人はそれなりに理由があるんだと思います。同じ100Wでも全く聞こえ方が違います。それはアンテナの向け方であったりロケーションであったりするのでしょう。
僕らが50MHzで移動する際も、ただ標高があれば良い、とかパワーを入れれば良い。という物ではなく「50MHzはここが飛ぶ」というポイントがあるわけです。アンテナに関してもトライバンダーで欲張る局よりも軽い21メガモノバンドの方が断然強力なわけです。JOTAキャンプの移動局にこれを要求するのは難しいでしょう。それよりも7メガや430メガで沢山交信する方がやはり楽しいと思います。

逆にJA1YSSにはもう少し強い信号を期待します。
この局は完全に世界的JOTAを意識してQRVすべく局ですから改善の余地はあると思います。
主要周波数では常に聞こえている。というのが理想でしょうが。JOTA開催日に周りのDXerさんの信号のQRMにかき消されて聞こえなくなっている様では駄目です。JG2VTSの信号の方が
断然強いわけです。HI。「いつでも聞こえるカリフォルニア」でこうですから、東海岸やアフリカとなるともう相手がよっぽど素晴らしい設備の局でないと、50W GPでYSSと交信するのはほとんど無理でしょう。

台湾ではどんな信号でも59でキャッチできますが、太平洋越えはなかなかそうは行きません。JOTA局の中でもそれなりに戦略的に狙える局でないと難しいでしょう。実際JG2VTSの信号でもBV方向を向いていた時は全く聞こえない状態でした。意識して探さないと見逃すでしょう。

今年はBV4VEが正式に個人局の免許を取り、日本語で(上手くなりました)運用してくれたようなので多くの局が海外局との交信を楽しめたことでしょう。彼は台湾には珍しく最近開局して今夢中
になって運用している局ですから、JOTAには頼もしい存在です。

JL1ZDL、交信できて良かったです。
信号はかなり弱かったですが、あの周波数で呼んでくるYL局はそうそういませんからすぐに分かりましたよ〜。

ただ、今回私は固定してスカウト周波数付近に居座ってみました。確かにこの周波数付近、探している人は多いようですし、JOTAの日はこの辺に沢山出てくるらしい。という既成観念を作る為にもこの周波数付近で運用することは意味があるかな。と思った今年のJOTAです。
一般局との交信数は確かに激減します。あのコンディションで21.250とか28.480とかの周波数に出ればパイルアップ間違いなしですが、今回2局以上に呼ばれることはほとんどありませんでした。

それゆえ、弱いスカウト局も少しはピックアップできたのではないかと思います。JL1ZDLはJA1YSSと並ぶ広告塔ですからね、いろいろと意見が寄せられると思いますが、人気者の宿命ですね〜

今回、私W6/7M1STTの信号が聞こえたけどQSO出来無かったという局がどのくらいいたか。これが今一番知りたいのですが調べる方法はありませんね。

28メガアメリカ国内は28.380くらいから28.500近くまでいろんな周波数でJOTA局が出ていました。
21メガは大体300より上、14メガも290付近と、アメリカ国内では比較的JOTA周波数が徹底されている印象を受けました。

以上、乱筆ですが、アメリカで日本側の信号を聞いた感想です。




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